トランポリン 審査のオンライン化?

こんにちは。川口市飯塚、飯塚三丁目公園そばの トランポリン ・ 体操教室 TSRスポーツクラブ川口飯塚校です。

さて、前回、史上初の オンライン による トランポリン 国際審判員資格 の更新・認定試験についてお話いたしましたが、具体的な内容について、実際に試験を受験した代表の体験談をもとにご紹介したいと思います。

今回の講習はオンラインで行われましたが、これまでも国際体操連盟(FIG)では、資格保有者の教育訓練のために STS ( Sports Training System )というオンラインプラットフォームがありました。そのSTSの内容が大幅に改定され試験が実施できるようになっておりました。従来の試験(実技試験)では、会場のスクリーンに試験問題(演技)映像が上映され、その採点結果を自身の採点用紙に記載、提出する方式がとられていました。今回はその試験問題の上映と採点結果の記載、提出が各受験者の端末から行えることとなっておりました。

気になる点としてはオンラインのため、インターネット環境に起因するトラブルですが、このシステム、20分以内であれば再ログインが可能で万が一映像の不備などが起きても再ログインで回避ができるようになっておりました。なお、代表の場合、インターネット環境に起因するトラブルは一切なかったそうです。しかし、受験は各受験者自身で行っているということはうがった見方をすれば誰かと一緒に受験することもできるのでは?という懸念もあるかとは思います。なんと、 FIG はそれも想定したうえで、試験問題(映像)が受験者ごとに異なるものになっていました。点数の入力も端末で行うため、数字の打ち間違い等さえなければ問題もなく実施できた試験だったそうです。

いまや日常になりつつあるオンライン化ですが、 トランポリン の審判試験で採用されたのは非常に画期的です。対面式の講習・試験の場合、外国での受験を想定すると往復の移動時間で2日間、現地の講習試験で4日間、約1週間の時間を要し、費用も受験料に加え渡航費・宿泊費等がかかってまいります。今回の講習では練習テストで約2時間、本試験で約4時間と試験にかかった時間は合計でも6時間程度、費用も受験料のみという点で受験者に恩恵の大きな結果となりました。

試験についてはあくまで受験にかかる時間的・費用的は負担が少なくなったものの内容はこれまで通り変わらず狭き門であることに変わりはないと思いますがトランポリン競技は採点する人=審判員がいなければ成立しない競技、その礎となる審判員資格の受験機会が広がるとうれしい、と感じております。競技者のみならず審判員の育成も大切に考えつつ、TSRスポーツクラブでは、皆様のおいでを今日もお待ちしております。


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